自費診療

当院で接種可能なワクチン

当院では、以下のような予防接種に対応しています。
予防接種の実施の他、予防接種に関するご相談もお待ちしております。
※なお、自費診察料は、追加で頂戴しております。

インフルエンザ

インフルエンザワクチンを
接種する時期

インフルエンザワクチンは、接種から効果が発現するまでに2週間程度必要で、その後5ヶ月程度効果が続きます。
インフルエンザは毎年12月〜3月に流行するため、12月中旬までに接種することをお勧めします。

インフルエンザワクチンの特徴

インフルエンザウイルスは毎年性質が変わります。その変化を考慮して、ワクチンについても例年違うタイプのものを使用します。なお、ワクチンの在庫がなくなることもあるため、なるべく早めに接種することを推奨します。

肺炎球菌

なぜ肺炎球菌ワクチンを
接種した方が良いのか

肺炎は、高齢者や持病がある方が発症しやすく、医療技術が進歩した現代でも、悪化すると命を落とす危険があります。肺炎球菌とは、肺炎を引き起こす菌の中で一番多いタイプ（成人の肺炎の2～4割は、肺炎球菌によって起こると言われています）のもので、肺炎球菌ワクチンの接種によって肺炎球菌が原因となる肺炎などの感染症の発症を防ぐと共に、重症化する危険性を減らすことにも繋がります。

肺炎球菌ワクチンの種類と
それぞれの特長

ニューモバックスとプレベナーの2つが代表的なワクチンです。ニューモバックスは、90個の肺炎球菌のうち23個に対応しています。この23個が肺炎球菌全体の70%にもなるため、対応範囲が広いというメリットがありますが、効果は5年程度で消えるため、5年ペースで接種し直すことをお勧めします。
一方、プレベナーは、13個の肺炎球菌に対応していますが、効果そのものが強力なため一度の接種で免疫が一生続くとされています。深刻な持病がある患者様については、ニューモバックスとプレベナーの2つを接種することもできます。どちらも接種する場合は、1年以上時間を置くことが必要です。

肺炎球菌ワクチンの接種対象者

肺炎球菌ワクチン（ニューモパックス）は、65歳以上の方、あるいは60〜65歳未満の方で腎臓、心臓、呼吸器などの深刻な機能障害やヒト免疫不全ウイルスによる深刻な免疫低下が起こっている方が対象となります。65歳以上の方が初めて接種する場合は、費用の一部が公費で補助されます。
また、2回目以降の接種では、任意接種の扱いで追加の1回が公費で補助されることもあります。詳しくはお住まいの市区町村までお問い合わせください。

帯状疱疹

帯状疱疹とは

みずぼうそう（水痘）の既往歴がある方が発症する疾患で、身体の片側で発疹と激しい痛みが生じます。80歳までに3人に1人程度が発症するとされています。
中でも、50歳以上で発症した場合は、帯状疱疹の発疹が治っても重い神経痛が残る「帯状疱疹後神経痛」が起こる恐れがあり、神経痛の治療を一生受けることもあります。

帯状疱疹ワクチンの種類と
それぞれの特長

昨今、これまでの帯状疱疹ワクチンとは違う強力なワクチン（シングリックス）が生まれており、関心を集めています。接種後から強い予防効果が期待できること、効果が非常に長く続くことが大きなメリットです。
これまでのワクチンは5年程度で効果が著しく低下しますが、シングリックスは10年経っても接種直後の効果から多少低下する程度だと言われています。なお、開発〜実用化までまだ10年程度のデータしかありませんが、これから追加の情報が続々分かってくると考えられています。

新しい帯状疱疹ワクチンの
接種を受けたい方へ

シングリックスが開発されたことで、様々な市区町村で公費補助の対象となるワクチンとして扱っています。詳しくはお住まいの市区町村にお問い合わせください。

麻疹、風疹

麻疹、風疹への感染で生じる
可能性があるリスク

麻疹は、麻疹の予防接種をする0歳児や妊娠中の女性が発症すると重症化リスクが高いとされています。
風疹は、妊娠中の女性が発症するとお腹の中の赤ちゃんが深刻な障害を持って生まれてくる恐れがあります。
どちらも、子どもや妊娠中の女性の他、ご家族や周囲の方も含めた皆様がウイルスの感染予防に努めることが重要で、ワクチンを接種すべき対象者は公費で接種費用が補助されます。
妊娠の可能性がある女性やそのパートナー、ご家族（身近なご親族や祖父母も含む）が接種を希望される場合、詳しくはお住まいの市区町村へお問い合わせください。